日本の工場の排水処理の技術に感服

小学生の頃、社会の教科書に載っていました (*^_^*) 工業が盛んになると、たくさんの工場ができ、 それに伴い雇用が増えて人の懐が潤います。 そして高度経済成長を支える、鉄鋼品など、あらゆるものが大量に生産され、 それらは日本でも消費されましたが、海外にも輸出して、 日本に大きな利益をもたらしました。
それだけで終わればめでたしめでたしなのですが。
残念ながらそうはいきませんでした (T_T)

空気が汚れること! 水が汚れること! 環境が汚染されること!!

それらの問題も同時に発生したのです (-_-;) 戦後の日本にはあまりそれらのノウハウはありませんでした。 手探りの状態でした。 ですから工場から排水されたものが、どれくらい毒性があり、環境に負荷を与えるのか。 まだ分からないことが多かったのですね。 そしてイタイイタイ病や、水俣病などの病の報告が聞えるようになりました。
社会の時間でそれらの病気のことを学び、とてもショックを受けたのを覚えています。
また、こうした問題が発生したことで、 何が原因か? 工場で排出される、どういう物質が悪いのか? 研究がなされました。
それによって工場での排水処理が高度化していき、現代ではあらゆる基準を設けて、 安全に私たちの生活が保たれるようになりました。
それが小学校で学んだこと、私が理解したことです。

私もあまり頭が良いほうではありませんので、 認識にどこかしら間違いがあるかもしれませんけれども (~_~;) 大人になり、時々思うことがあります。
自動車大国日本ですし、いろんな工業品が世界トップレベルで製造されています。
環境に全く負荷をかけずに、というわけにはいかないと思います。
如何に環境に負荷をかけないように、厳しい基準を設けて工場は操業しているのでしょうが、 それでも工場の近くに住むことは、なんとなく気持ちとしては憚られます。

そんな折、近所の工場で、こんなニュースがありました。
具体的に申しますと群馬県渋川市の工業地帯で、利根川に排出した水に、 基準値を超える悪い物質が含まれていたということです。
正直冷やりとしました。私の生活圏です。
しかし、その基準値を超える濃度と言っても、もしも人体に入ったとしても、 ほとんど害の無い程度の濃度ということでした。
ホッとしたと同時に、それだけ厳しい基準を普段からクリアしている、 工場排水処理装置の技術に感服したのです。 私が想像していた以上に素晴らしい、工場の排水処理技術のレベルの高さに、日本の工業の苦労を感じた次第です。

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